週末開拓民奮戦記

1999/11/11 ハンドカットのログハウス(1)

ログハウスの基礎  ログハウスの基礎 



 いつの日か森の中に自分たちの手で家を建てて暮らそう。
う決心して「ふるさとさがし」を始めた私たちが、奈良県吉野郡野迫川(のせがわ)村の小さな土地を手に
入れたのは二年半前のこと。

高さ20m直径30cmほどの杉がうっそうと生える土地でした。
長年手入れもされず、入り口には人を阻むかのようにいばらやツタが生い茂り、一歩踏み込むと、陽もささ
ず下草も育たない暗い印象でした。


 
でも、私たちは何かに惹かれるようにこの土地を求め、そして自分たちの手で試行錯誤の開拓の日々が
始まりました。


 
最初に数本の杉を切り倒したとき、そこにポッカリと青空が広がった感激は今も忘れられません。
チェンソーで木を伐り、一株3mもある根を掘り起こし、道をつくり、そんなことに年月を費やして、ようやく
小さなログハウスを建てるための基礎ができました。
生えていた杉を使って、素人がハンドカットでログを作ろうというのですから、この先いったいどんなことが
待ち受けているやら。


家は勿論のことですが、野迫川倶楽部と名づけたこの土地が完成するまでには、多くの時間を要するで
しょう。


私たちの開拓記をリアルタイムでお届けします。


追記(基礎工事について)
基礎には直径300mmのボイド菅を使用しましたが、その詳細を書き添えます。
野迫川は凍結深度が30cmぐらいと聞いていますので、念のため地中60cmを掘り込み
(固い部分が現れるまで掘りました。)、その部分に1000×1000×250mmのベース
を打ってあります。
ベースには鉄筋を200mm間隔に組み、そこからボイド菅の部分にも鉄筋を立ち上げて
あります。

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