ハンドカット&セルフビルドのログハウス(74)
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2006年6月
大阪は晴れていても山は雨・・・ということが多い。
勇んで出かけた週末は土曜日がまたまた雨に見舞われ、空を眺めてはため息ばかり。
今日はゆっくりしなさいと言うことじゃないの?とばかりに、雨の中をスギナ摘みに駆り出す。
かえってゆっくり出来ないとぼやくkiiさんを横目に、野草摘みに精を出す。

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このすぐ後にはドクダミも待っているし、スギナは夏の終わりまで摘み続ける。。
一年分のお茶を作るのだから、その量はすごいものになる。
日陰で乾燥させたスギナはミキサーで砕いて粉にする。
粉末にするとお茶にしても飲みやすく、調理にも使えるので重宝している。
この量のスギナでも粉にすると僅かで、二リットル瓶がいっぱいになるほどしかない。
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湿気の多いこの時期は乾燥しにくい。
日中晴れると気温は急上昇し、陰干しを旨とする野草茶にとっても最高の乾燥日和になるのだが、朝晩は冷え込んで霧の発生も多く一番の難点である。おまけに今年は日照が少ないときている。
今後の課題は多いが、豊富にある野草は、健康と節約のために大いに利用したいと思っている。
夕方になって少し晴れ間が出来ると、kiiさんは待ちかねたように屋根仕事。
何しろ意欲満々の今、「もう遅いし明日にしたら?」の声にも、「日が長いことがありがたい。」と耳を貸さない。
翌日は早朝から清々しい空気で晴れの予感。kiiさんは鳥たちの声と競うかのように早くから動き出す。
何とかルーフィングまで片付けたいと必死である。
休憩もほとんど取らずひたすら足場の上で作業する。
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甲斐あって、ようやくルーフィングが貼り上がった。
養生のブルーシートが外れた、今日は記念すべき日である。
ここまでがほんとうに長かった。これで雨漏りの心配も少しマシになると、屋根を見上げながら二人は暫し感無量だった。
雨終いの作業がなくなるので、これで手間がずいぶん省ける。カラーベストを乗せる作業は、雨が降っても何処ででも中断できるのが嬉しい
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ルーフィングを貼りあげたら作業完了、とはいかず、kiiさんは金物を付け始める。
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ログ西面とリビングキッチンに「ケラバ」を取り付ける。
両方の棟の取り合い部分の「谷」には相当に頭を悩ませたようだが、それもどうにか出来上がった。
「あまりうまく出来なかったなぁ。」と言うけれど、なかなかどうして...。
必要に迫られれば力も知恵も湧くものだ、というのが私たちの持論だけれど、確かにその通りだと思いを新たにする。 |
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ところで、リビングキッチンに無断で巣を作って我が物顔をしている謎の鳥の正体が判明した。
何と何と・・・あの巣はオオルリ夫婦のものだった。
こんな嬉しいことがあってよいのだろうか!?
4個あった卵は3個が孵り、餌をねだる声が可愛い。
その詳細は近々「ひとりごと」にて...。 |
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