ハンドカット&セルフビルドのログハウス(77)
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2006年9月(3)
週末は雨の予想を違えず、止み間を見ては庭の作業。
早く家造りに戻りたいkiiさんも、見るに見かねて草刈り部隊で奉仕している。
敷地内は頭を抱えてしまうほど草ボウボウなのである。昨年あまり手を掛けられなかったツケがしっかり回っている。
早や秋枯れを期待している気持ちも一部はあるが、種が落ちて来年もっと凄い有様になったら...と思うと、やはり安閑としてはいられない。
大きくなって場所塞ぎになった木々も、涙を呑んで伐採している。
剪定などもしながら、kiiさんの目は忙しなく動いて木々の様子を観察している。
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伐採した木々は相当量あり、濡れる前にとセッセと燃やす。
枝先は堆肥作りのエリアに運び、仕分けしながらの作業である。
燃やしながら休憩、という訳にはいかない。
目を遣る先には休む間もないほど仕事が待っている。寸暇を惜しんで草を引く。
「決して庭の奴隷にはなるまい。」と自戒しながら、いつの間にか、義務感に追われっ放しの自分がいる。
これではいけないと反省することしきりなのだが...。 |
合間には冬野菜の準備をする。
我が家では冬野菜のナンバーワン的存在であるミズナは、絶対に欠かせない。
高菜やカザフ大根、リークの種まきも忘れない。今年は他に、大根を何種か蒔いてみた。
まだ猫の額ほどしかない菜園だから、多品種を植えられないのが難である。
野菜だけは自給したいと、夢見る夢子さんは相変わらず夢ばかり見ている。
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雨が降るとブルーベリージャム作りが待っているが、時にはこんなこともする。
青森のニンニクが手に入ったので、ニンニク醤油を作る。
いずれニンニクも育ててみたいが、なかなかそこまでいかない。
ログ内にニンニクの臭いを充満させて、目をしょぼつかせながらニンニクの皮を剥くのは、嫌いな作業ではない。kiiさんはそんな私を「変人!!」とノタマウ。
ニンニク醤油は3〜4年寝かせるとまろやかで美味しくなる。
あの料理に、この料理にと想像するのが楽しい。 |
ニンニクは亡母がよく味噌漬けにもしてくれたのだが、臭みも抜けて、熱々ご飯になんともいえない美味しさだった。
味噌漬けも作るつもりでいるが、あの味わいが私にはどうもうまく出せない。
もっとしっかり教わっておくのだったと、後悔することばかりが何と多いことか。
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ところで今回もメニューは秋刀魚。
「あんたも好きだねぇ。」とkiiさんは呆れている。
残念ながら、スルメイカはいいものがなかったのでパス。
前田さんの揚げは忘れずに購入してきた。焼き野菜は手に入ったもの次第。
「来週は他のものにしてよ。」とkiiさんは言うが、「私のことだから、多分きっとまた秋刀魚だよ。」と心の内で呟く。焼きたてに柚子酢をジュッとかけて戴く、秋刀魚の美味しさよ。 |
それにしても、先週は半袖のままで夕食をとったというのに、今週のこの冷え込みといったらどうだろう。
長袖シャツの上にジャンバーを羽織るほどの急激な変化である。
「ウカウカしてはいられない。」とkiiさんはポツリと呟いた。
そう、初氷の季節がもうそこまで来ている。 |
2006年9月(2)
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山にいけなかった先の土曜日に、奈良のT君が不要のコンテナ材を運んでくれてあった。
いつもありがたいと思う。
雨ざらしにして傷めてしまっては折角の好意が無になると、その解体から作業が始まる。
今回は割れの少ない材が多く、kiiさんはいつもに増して丁寧にバラシていた。
私は子どもたちが帰った後の片付けに追われる。 |
日中は暑く、まだ汗で衣類がボトボトになるが、朝晩は15℃ほど。鳴く虫も様変わりし、一気に秋の気配である。
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今夜は簡単バーベキュー。
旬の秋刀魚、イカのツッポ焼き、西吉野の前田さんの揚げを焼く。
焼き野菜はエリンギにナンキン、収穫したばかりのシシトウやピーマン、ナス。
秋刀魚の季節が終わるまで、週末はこんなメニューが多くなる。
kiiさんは「また今週も?」と浮かない顔をするが、秋刀魚は炭焼きが一番美味しいのだからと、私は意に介さない。
町では煙モウモウにするとヒンシュクを買うものね。 |
ところでカボチャだが...。今回のカボチャはT君から届いた「江戸崎カボチャ」(茨城県産)。
カボチャは大好きで、いつも2〜3個は台所でゴロゴロさせている。(今は「雪化粧」が2個と名無しが1個ある。)
最近は鉄兜ナンキンがお気に入りで山で育てているが、江戸崎カボチャというのは知らなかった。
関西では見かけたことがなかったが、調べてみるとかなりのブランドらしい。
私はブランド品偏重主義ではないと、少し引きながら口にしたのだが、これが実に美味しいのである。
ホコホコして甘い。カボチャのパイやコロッケ、サラダ、プリンetc....。カボチャのメニューが頭に浮かぶ。
カボチャの苦手なT君が、「旨いカボチャだ。」と絶賛するだけのことはある。
種を手に入れたいが門外不出なのか、販売店のリストにも見当たらない。
ひょっとしてF1品種だったら無駄骨だと思いつつ、種は取ってあるがどうだろう。
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娘たちが逗留している時期が一番最盛期だと思っていたら、今年はブルーベリーも野菜類も実りが遅く、今頃旬を迎えている。
摘みながら頬張ったであろう二人の幼子が、収穫を目の当たりにせずに帰ったのが残念である。
下の子は何よりも、トマトが一番のお気に入りだから、きっと嬉しくて小躍りしたに違いない。 |
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ブルーベリーのジャム作りで忙しいはずなのだが、アブに刺された左腕が重く、少しばかりテンションが低下気味。
川べりと違って倶楽部はアブが少ないが、それでも、今年はなぜか私ばかりが襲撃を受けている。
足が治ったばかりなのに、今度は左の肘から先を二箇所も刺され、腫れあがって熱をもってしまった。
ウシアブは大きくて動作も緩慢だが、シロフアブは目立たない上に素早い。
私はそのシロフアブの餌食になっているのである。
草引きに夢中になっているせいか、刺されてから気付く体たらく。
ヨモギのリカーは蚊とブヨには効いたのだが、アブ避け効果は期待できそうにない。
気が進まぬながらアブにも効くというスプレーを吹きかけているが、そんなことは一切無視して、僅かな露出部分を狙い、彼らは獰猛である。
刺したアブにはご臨終願っているが、その時は既に毒素は注入済みであり...。
「またやられたの?ブヨに耐性ができたように、アブにも早く強くなりなさいよ。」とkiiさんは呆れた顔で言う。
アブハチジェットを携行し、蚊取り線香は二個も付けているが、アブハチジェットを翻弄し、線香皿に平然と止まるふてぶてしさに憤怒する。
もうそろそろ、君たちの季節も終わりなんだけれどね。 |