週末開拓民奮戦記
1999/11/27 | ハンドカットのログハウス(2) |
作業風景 連れ合いのkiiさんは渓流釣りが一番の趣味。 この三年間は、野迫川倶楽部の前を流れる名も無き小さな川で、それも雨の日にたまに竿を出せるのみ。 ひたすら開拓やログのベース造り、周辺工事に励んできた。 一段落したらアマゴや岩魚に会いに行きたい。てんから釣りがしたいと川を覗き込む顔に書いてある。 いつの間にかチェーンソウや工具類を持つ姿も様になってきたような気がする。 |
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ベース(ログの部分) 作りためてあったので一気に組む。 多少の狂いはあったものの、素人の初仕事とすればなかなかだとkiiさんは自画自賛。 でも私は「ウワッ!」とか「アチャッ!」と言う声を聞くたびに今度は何をやらかしたのかと、どれほどドキッとしていることか。 抵抗したけれど床下に防腐剤は必要不可欠とかで、ひどい匂いがしばし充満していた。 |
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ベース(テラスの部分) テラスの中に立っている丸太は、昨年強烈な台風が吉野地方を襲ったときに裂けて、先端部はベースキャンプを直撃した。 残った部分を利用して仕掛けがある。 (詳細は重機の節約法に・・・。) これからログを組んでいくためのKiiさんの工夫である。 台風の後遺症はまだまだ残っていて、いまだに突然大木が倒れてくる。 |
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テラスの脚部 これまでは「フーン。いいね。」ぐらいだった印象が 「うわっ!すごい。」に変化していることに気づいてその現金さに我ながら苦笑。 嬉しくて浸透性の塗料を丁寧に三度塗りしたら18リットルがテラスの桁を塗るだけでなくなってしまった。 |
![]() 重機の節約法 テラス部分の中に残していた丸太を利用して、4mの高さ で四方に丸太を渡し、二台のウインチ(一台は手動)と6個 の滑車を用いてログ材を吊り上げる工夫をした。 週末に一本ずつ刻みながら積み上げる作業は長い時間が かかるので、重機を頼むことは考えられなかった。 試験結果は上々の首尾である。 |
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この土地を手に入れた時、誰もが呆れ果てたようだ。理解に苦しんだらしい。 はやりの道具を車に満載してアウトドアを楽しむ人が多い中で、かなり野人的なキャンプをしてきた私たちも「これは覚悟を決めてかからなければ・・。」と思ったぐらいだから、「まるで苦役だ。」と周囲が遠巻きに見ているのも無理はない。 そのせいか協力者は非常に少ない。 時間を見つけては時折参加してくれるのが、三十年来の友人である奈良市に住むT一家。 あまりに哀れだと思ったらしく、この秋は積極的に応援してくれた。 そのおかげで一気にベースが組めた。 徐々に姿を現わしてくるログに感慨もひとしおである。ここまでほんとうに長い時間がかかった。 仕事の都合などでT一家の来訪は当分休みになる。また二人だけに戻っての作業が始まる。 私は丸太の皮をむき、kiiさんは刻み、二人でボツボツと丸太を組む。 丸太の皮むきほど面白くなくてしんどい仕事はない。でも「これがログハウスの一番大変な仕事なんだよ。」と、何か納得できない理由を提示されて黙々と皮むきに励んでいる。 ログは小さい。1階が24uで、ロフトが16u。付属して12uの台所ができる。 台所部分はピーセンピースになる。 小さなログなのにテラスが25uもあるのは、アウトドアの好きな私たちらしいところだと思っている。 このログハウスは私たちの最終目的ではない。 ここは将来、野迫川倶楽部のホビールームとゲストハウスになる予定である。 |