週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(28)

2003年1月

2003年の野迫川詣でが始まった。
山で暮らせる日が一日も早いことを願いつつ、今年も作業に精を出そう...。

11月に覚えがないと村人に言わせるほどの寒さが来た割に、年明けは暖かな日が続いている。
もっとも暖かと言うのは例年のこの時期に比べてのことだから、寒いことは寒い。
朝晩はしっかりとマイナス気温をキープ、先日は-10度まで下がったというし、日が差さない日は日中でも0度か
ら上がらない。
お日様が顔を出すととても暖かく、おだやかな日差しに包まれていると、ついうとうとと眠りに誘われる。
冬場は特に、この地を終の棲家にと求めたkiiさんの決断に感謝したくなる。
小さな山を背に南に開けた日受けの土地は、太陽が照りさえすれば汗ばむような暖かさなのである。
一枚脱ぎ、二枚脱ぎ、陽が翳ると慌てて着込むことになる。一日に何度そんなことを繰り返していることか...。

最近になって、野迫川倶楽部の先までが村人のウォーキングコースに組み入れられたようで、連れ立って歩く
人たちをよく見かける。
私たちを見かけると立ち止まって話されるのだが、いつも決まって誰かが呟く。
「ここは日向でほんにええなあ...。」 
屋根の足場を補強している。 ←屋根の足場を補強する
作業はあまり進んでいない。

流石に45度の屋根の勾配は急で、足場の補強に
手間取っている。
ウィンチを頼りに悪戦苦闘して、やっと片面が完了。
何しろお昼近くまで足場が凍ったままなので、危な
くてそれも原因していて遅れている。
「怪我はもうゴメンです。」とそんな時の作業は控え
てもらうことにしている。
丸太挽き作業が続いています。 凍てつく中で残業です。
1・・足場に上れないときは板作り。板作りの作業工程の中でも、この丸太挽き作業の時のkiiさんは
特に全神経を集中させている。
2・・冬の夜に外部で残業はゴメンだなあ。kiiさんの頑張りには私の方が音を上げる。

天井板はまだ半分ほど不足しているので、12月からずっと、時間を見つけては地道にコツコツ板作りを続けてい
る。ホンザネ加工を済ませて乾燥させてあった板は、ベランダの日だまりで浸透性の塗料を塗る。

足場の補強が完了したら、再び天井板貼りが始まる。
  
                                                                                  
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