週末開拓民奮戦記
ハンドカット&セルフビルドのログハウス(38)
基礎工事(2)
9月20〜23日 この飛び石連休にはなんとか基礎工事を完了させたいと、まとめて休みを取った。 セメントを扱う工事は天候に大いに左右されるが、何週間にも渡って持ち越したくはなかった。
朝の気温は12度。野迫川はもう冷たい雨である。長袖を着込んでトレーナーを羽織る。 夜になってようやく雨が上がる。 22日、夜明け前に降り出した雨にはゾッとしたが、朝方には曇天になる。 「コーヒーは頼んでいいかな??」 そう言い置いて、kiiさんは6時前から作業を始める。 我が家では朝のコーヒーはkiiさんの役目なのだが、その時間も惜しいほど、遅れた作業工程を何とか取 り戻したいとの一心である。
時おり晴れて心地よい風が吹くけれど、今回は楽しんでいる余裕などないらしい。 コンクリートを練るまではと放免されて、私は畑や庭の仕事をする。 二人とも、休憩もせずにとっぷり暮れるまで没頭していた。 限られた時間の中での作業だから、野迫川にいるとどうしてもオーバーワークになってしまう。 腰を折るようにして歩きながら、ここまでしなくてもいいのにねと苦笑いである。
触れるとポロポロと落ちるほど熟れ加減も頃合いで、美味しいと聞くムカゴ飯を昼食に炊いてみる。 「キャッツ、美味しい!!」と私。 「フーン、確かに美味しいけれど、これは女三人組の好物の味わいですなあ。」とkiiさん。 女三人組とは私と娘とその娘のゆうちゃんのこと。 「これは、ゆうちゃんがさぞ喜ぶだろうね。」の言葉に乗せられて、昼からは草を引きながらも目は山芋の蔓を探し、ムカゴ摘みに勤しむ。
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