週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(39)

【画像にポイントすると説明文がでます。】

10月(1)
ブロック積みが急務のため、ピストン輸送でブロックを搬入した。
ブロックを搬入する。 標準型、コーナー、横筋用の総個数は400個弱。
15cm厚のブロックは重くて運び応えがあった。
大場をとって積み上げられたブロックや、砂、セメントでベースキャンプ横の空地は足の踏み場がない。
水回り部分を木工事の部分と完全に切り離したいと思っている。
浴室・洗面所は、シロアリ防除のため、天井まで15cm厚のブロックで立ち上がる予定である。
ダイニング部分との境の壁面を梁の土台にも併用したくて、ブロック積みを優先する計画なのである。
広さや強度の確保のため、kiiさんも苦慮しているらしい...。
布基礎の仮枠を撤去する。 布基礎部分の仮枠を外す。
しっかりした出来上がりでホッとする。(画像左)

外した部分に土を埋め戻す。
浴室・洗面所部分を合わせて、
4.5立米強の土が入った。
(画像右)
布基礎部分に土を埋め戻す。
土を埋め戻す作業など、私はまったく考えていなかったので、家造りの作業工程はいろいろ多いものだと再認識させられる。
腰をさすりながら、一輪車で一体何十往復したことやら...。kiiさんお疲れ様!!
砂通し光景。 砂を通して砂利やゴミを取り除く。(画像左)

10cm厚のブロックと異なり、必要なモルタルの量も半端ではない。縦筋を入れながらブロック積みが始まった。(画像右)
一番高い所で17段積むことになる。
ブロックを積み始めた。
上の砂通し機は、知り合いが「不用になったけれど要らないか?ボロだけれど粘土を篩うのに役立つかも...。」と言って、くれたもの。
開拓に追われていて陶芸にはまったくご無沙汰しているが、本来の砂通し作業で役立つとは思わなかった。
4分の横筋を入れる。 三段ごとに横筋もしっかり入れる。
鉄筋は4分筋を使っている。

「アッ、布基礎がちょっと脹らんでる。」と私。
「私は素人です。基礎屋さんではありません。」とkiiさん。
「アッ、ブロックが8mmぐらいズレてる。」
「私はブロック屋さんではありません。」
「アッ、排水を忘れてる!!」
「私は水道屋さんではありません。」

「ちょっとぐらいドジるのが素人の愛嬌でしょう?」とkiiさんは涼しい顔をしている。
壁面の右半分は研磨前、左半分が研磨後。 私はといえば、遊んでいたのではありません。

懸案だったログの塗装が、雨でずっと遅れていて気になってはいたが、優先しなければならない作業も多すぎた。
今回やっと、陽や風雨で傷みがきつい南と西の面の塗装を完了した。

画像左・この壁面の右半分が研磨前、左が研磨後。
画像右・一回目の塗装完了。
塗装完了。
全ての丸太ににサンダーで研磨を掛けるのは、結構骨の折れる作業だったが、研磨も塗装も初体験ながら嫌いな作業ではない。
「今まで放っておいてごめんね。」 懸命に磨き塗る私に、kiiさんも呆れ顔だった。
「綺麗になったなあ!!アッ、色むらがある。」と言うkiiさんに、すかさず「私はペンキ屋さんではありません。」と切り返したことは言うまでも無い...。
研磨作業にブロックの切断作業が加わって、倶楽部内は埃だらけである。
この二つの作業が終らないことにはどうにも落着かない。

今まではなにやらログっぽいというぼやけた雰囲気だったものが、塗装後は結構インパクトが強くなり、緑によく映えるようになった。 ただし遠目がいいのは勿論だが...。
近くで見ると気になって仕方がないが、まあ、これでヨシということにしておこう。
次回は北・東面の研磨・塗装に取り組む。デッキがなく足元が悪い場所になるので、何日掛かるか...。
今夜はちゃんこ鍋。考えてみたら、基礎工事が続いていた時はろくなものを食べていなかったね。 野迫川の夜に、この秋初めての鍋が登場した。
鍋のぬくもりが恋しいほど朝晩は気温が下がっている。
晴れた日中はまだ日差しがきついが、朝の気温はもう5℃しかない。
今夜はちゃんこ鍋。
鶏やイワシの摘み入れは、即席だけれど一応自家製である。
いい出汁が出て後の雑炊がほんとうに美味しい。

野迫川できちんとした食事をするのは久しぶりだ。
もう一歩、もう一歩...。階段を一段上るごとに、お酒も美味しくなる。


                   
 週末開拓民奮戦記へ戻る  ハンドカットのログハウス(38)  夢の轍のTOPへ