週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(43)

【画像にポイントすると説明文がでます。】
2004年1月(1)
私は一ヶ月ぶりの野迫川だった。
18日午前7時の気温は−10度、積雪は28cm。
サラサラの湿り気のない雪は大阪では体験できない。
故郷の北海道・十勝を思い浮かべて懐かしさにひたる。
ログは雪の中。 いつも寒さにはすぐに慣れるけれど、久々の山の家で急激に体験すると、少々堪えるものがある。
大きな石油ストーブの前にへばりついて、「まっいいか、風邪もひいていることだし...。」
石油ストーブをゴンゴン燃やしているのだが、冷え込んでしまったログは、温まるまでにかなりの時間を要する。
一度温まってしまえば、快適なことこの上ないのだけれど...。
周辺はヒッソリと静まり、「雪は全ての音をのみ込んでしまう。」などと言っていたら、静かなはずだ。
谷からの引き込み水も凍りついてしまっていた。
こんなに冷え込んでいるときは屋外作業はお休みして、読書をしたり映画&音楽鑑賞、そして時々、雪の中を散歩...。
「keiさんが留守だった間、作業は進んでいない...。」と言っていたが、なんのなんの、伐採もかなり進み、畑にできる土地がずいぶん広がっている。
一人っきりの作業は味気ないものだったろうが、黙々と頑張っていたらしい。
おかげで、春先の果樹の移植計画が一気に促進されそうである。
今年は梅やカリンの移植・定植や、挿し木から育てたブルーベリーの定植が急がれている。
「ゆうちゃんの大好きなエンドウやニンジン、ブロッコリーやカボチャもたくさん植えられるね。」
今年の畑計画をそっくり見直さなきゃと、嬉しい悲鳴をあげている。
「一人では何をしていてもつまらなかったなあ。」とkiiさんがポツリ。
作業も遊びも二人三脚、喜びもしんどさも共有してきた二人だから...。
サニタリー部分に桁が乗っていた。 サニタリー部分に桁が乗っていた。
土台作りもそこそこ進んでいて、吃驚...。
ブロックの上には桁が二本乗っていて、ふっと見上げて気
付いてまた吃驚。
予定通りに行かなかったと言うけれど、kiiさんは大体が予定基準を高めに設定する悪い癖(?)があるのだ。
計画は実力と状況に即して立てましょう...。
これは自分にもしっかり言い聞かせておこう。
(この画像は大きくなります。)

                   
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