週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(44)

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2004年2月(1)14〜16日 
野迫川に行けない、行けても日帰りで様子を見るだけという数週間だったが、やっとゆっくり宿泊でき
るというので、二人ともウキウキと週末を迎えた。
14日は午前中に、知り合い宅にてガラスをいただく。
600mm×1650mmの5mm厚のガラスが4枚、それもサッシ付きでまだ新しい。
下さるとお聞きしてから早や三年、引取りにも行かず、さぞ迷惑をお掛けしたに違いない。
途中で食材を調達して、野迫川へ...。日中に野迫川に向けて走ることは滅多に無いので、久しぶり
に車窓の景色を楽しむ。1時間半のうちに、早春から冬へと変化していく様が面白い...。
いただいたガラス4枚。網戸、雨戸付き。


チェーンソーの目立ても上手になりました。
↑いただいたガラス ↑チェーンソーの目立てをしている☆
この日は、日没までもうあまり時間がないので、チェーンソーの目立てをしたり、明日の作業の準備。
そうこうしている内に雨が降りだす。
若ゴボウを煮付けたりしたかったのだが、病み上がりで今は濡れたくはないと、全て省略してログ内
に避難する。
早めにゆっくり寛いで夕食をいただき、明日への英気を養う。
14日、天然のヒラマサが美味しかった。 ←刺身はのれそれ、タラの白子、それに大好きなヒラマサ。生みたての美味しい卵と、炊きたてご飯でシアワセ 寒い夜は鍋が一番。

15日の夕食はきりたんぽ鍋
ゴボウやセリの香りを味わう

ログ内は一日中灯油ストーブを燃やしているが、室温は10度から上がらず、それでも身体は寒さには
かなり順応性があるらしい。
たった10度でも、外から室内に入ると暖かさにホッとするから不思議である。
「昨年の冬に比べたら極楽、極楽。何しろ今は天井板が張れているもの。」
「ストーブが2台、厚い寝袋でも凍えたよね。笑い話だね!!」
風が吹き荒れ、何度も目覚めた夜だった。

15日、午前7時の外気温0度。 kiiさんは早朝から作業に取り掛かる。
垂木を作る(1) 垂木を作る(2)
↑垂木を作る(1) ↑垂木を作る(2)
今回も勿論、地場の丸太から製材している。
123mm角の材を作り、それを丸鋸で半分にカットする。(垂木を作る(1))
それを木挽き台に掛けて60mm角に製材する。(垂木を作る(2))
久しぶりにお手製の木挽き台の登場である。
何故こんなに手間の掛かる工程があるのかというと、手製の木挽き台では厚いものを挽くのは道具に
無理が掛かり、モーターが焼けてしまうのである。悲しいかな...。

出来上がった垂木 母屋と桁が乗る
出来上がった垂木 母屋と桁が乗る
ダイニング部分は現在の道具小屋をのみ込んでしまうので、解体しなければならず、サニタリー部分
の雨仕舞いの目鼻をつけて、道具小屋の中身を一時移動させようということらしい。
この2日間で何とか予定を完遂したいと、kiiさんは黙々と作業している。
気温が低い中で頑張って、夜は熱燗ときりたんぽ鍋で暖を取る。

16日、太陽が顔を見せるかと思えば、雪がちらつく目まぐるしい一日だったが、突風が吹かないだけ
昨日よりは仕事がしやすい。垂木を打ち付けることから作業が始まる。
垂木が打ち付けられた 垂木の上にコンパネを貼る
垂木が打ち付けられた 垂木の上にコンパネ(12mm)を貼る
コンパネの上にルーフィングを貼り、タッカーで留めつける 予定完了
コンパネの上にルーフィングを貼る。
タッカーで留めつけている。
予定完了
高いところの作業はさぞ疲れたことだろう...。
日没前には何とか完了して、ホーッとひとつ、大きな安堵の吐息を洩らす。
kiiさん、お疲れ様でした!!

ところで私はといえば、ログでストーブの番人をしていた訳ではない。
今回の料理当番は勿論私の役目だったけれど、山積みになっている杉の枝を引き出しては燃やして
片付けていた。(出来上がった垂木の画像の奥のほうに、その様子が見える。)
あちこちに相当の量があるけれど、少しずつでも減っていくのは嬉しい。


                   
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