週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(65)

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2005年9月
更新が遅れました。
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作業はボツボツとは進行していたのだけれど、とにかく地味な屋根工事の準備作業ばかり続いていた。
望まない町の家の転居と、それに伴う諸々で気力もかなり萎えていたというのも有りなのだが...。

春からこちらの一向に進まない作業への焦りもあったのか、「9月になったら気持ちを切り替えて頑張るぞ!」との思いが大きすぎたのか、二人とも張り切りすぎて、kiiさんは屋根工事のための足場の補強中に左肩を脱臼し、私は一気に草引きに驀進して左ひざを使い痛み...。
結局この月は二人ともがあまり動けない状況で過ごしてしまった。
こんなときはバタバタしないこと!!
身体を労わる月間にして、無理のない程度の作業に切り替える。
長い週末開拓民生活にはこんな時もありだろう...。

その間に屋根材を購入する手立てもつき、10月の天気が安定した時を見計らって、いよいよ屋根工事に掛かれる予定。それにしても、ここまでが長かったなぁ。

kiiさんの脱臼は、20年ほど前に一度体験している箇所。
今回も相当に痛かったようだが、あいにく日曜日で診療所は不在。
「keiさん、頼むからはめ込んで!!」のkiiさんの悲痛な声に、躊躇をかなぐり捨てて心を決める。
肩に足を当てて、腕を引っ張ってクイッ、クイッ。 コキッとはまり込む箇所があるのだが、動かすとまた外れる。
再度チャレンジして今度は何とかうまく入る。

こんな体験は二度としたくないものだが、緊急の場合に備えて、気持ちの準備だけは必要かもしれない。
それにしてもヒヤッとさせられたことである。
山の作業には安全なものは少ないのだから、万全の注意を払っても払いすぎるということはないものだ。
チェンソウの刃を研ぐ 三週間、無理のない仕事に留めおくようにとのお達しで、荒仕事はできなかったのだが、ようやく復帰できる目処がついて動き出している。

朝一番の仕事はチェンソウの刃を研ぐこと。山ではとても大切な作業のひとつである。
今回は足場を補強するための、比較的細い杉を7本ほど伐採した。
私は草を引いている。大きな雑草の山を幾つもこしらえて、快感を感じている。
このところ食事の支度も気持ちが乗らずにいい加減だったが、涼しさと共にようやく作る意欲も湧いてきた。
我が家の七目ご飯 今夜は五目ご飯。
9月の第三週に所用があって埼玉に行ってきたが、その折、レンコンをどっさり買い込んできた。埼玉のお隣の茨城はレンコンの名産地らしく、太くて肉厚のレンコンがとっても安い。それも、レンコン好きとしては、見過ごして通ることができないほどの美味しさなのである。
レンコンがあれば何をする?? 我が家は一番にレンコンたっぷりの五目ご飯。
具はレンコン、ゴボウ、ニンジン、鶏肉、アゲ、コンニャク、チクワ。したがって、かやくご飯といえば、我が家では七目ご飯。それも、ご飯よりも具が多いといわれる代物。
炭火で秋刀魚を焼き、精進揚げを作り、柿の皮漬けの沢庵やあっさり塩味の瓜の糠漬けが今夜のメニュー。
野菜をどっさり入れまして...。 五條・牧野の岡本さんの、安心で美味しいなすびが手に入ったら、お昼は夏野菜のカレーをコトコト。
自家製のズッキーニや赤ピーマン、トマトもどっさり。
その横ではブルーベリーのジャムを煮る。
ブルーベリージャムを煮ている
出来上がった野菜カレー カレーはkiiさんが悲鳴を上げる。
「カッ、辛い!! 辛いけれど旨い!!
確かに今回のカレーは美味しかった。
この味がいいねとkiiさんはのたまうが、それが、スパイスの量は覚えていないのが私らしい。毎回味が違うのが家庭料理だと開き直っているが、二度と同じものは作れないことが良しか悪しきか...。
「野菜の元気をいただきます!!」
野菜をたくさん食べると、何故か爽快な気分になる。
さて、今度の連休は何を作ろうかな?

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