2005年10月(2)
15〜16日、ネットのお友達のhamaさんが、三重県から片道4時間をかけて訪ねてくださった。
web上では親しくさせていただいていたが、お目にかかるのは今回が初めてで、少し緊張しながらワクワクしていた。
早朝に三重を出発されたそうで、9時前には無事到着。あいにくの雨模様が残念。
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お茶を飲みながらゆっくりして...と思ったら、hamaさんとkiiさんは早速卜伝君のところへ...。
重機に詳しいhamaさんのレクチャーに、kiiさんは頷きながら聞き入っている。卜伝君に関しては現在課題が多々あり、質問するkiiさんも聞き漏らすまいと真剣である。大いに参考になったらしく、今後、通信教育をと願い出ている。 |
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チェンソーの刃研ぎや断熱材をカットする合間にも、話は尽きない。
雨、雨、雨で、この日は屋外の作業ができず、以後は諦めの心境。
三重で仕事とカントリーな暮らしを両立させている、hamaさんの奮戦記も実に楽しく、大いに話に花を咲かせる。
「経過を楽しむのもひとつだけれど、山の生活を楽しむ時間がなくなりますよ。」との、さりげないhamaさんの言葉にはドキリとさせられる。
「経過を楽しむ」とは言いながら、それは気持ちを封じ込めるための強がりの部分もかなりあることを、自身がよく知っている。
早く山の暮らしを実現させたいと思いつつ、諸般の事情からなかなか果たせないでいる私たちの、本音と苛立ちをズバリと言い当てられて、深く考えさせられたことだった...。
明日は晴れたらいいねと天気予報に耳を傾けながら早めに床につく。
みんな朝が早かったせいで、布団に入るやコトンと寝てしまったけれど、3時過ぎにはなぜか、全員が半分目覚めてしまい、またまた話が始まる。
土曜日を雨に降り込められたことが余程残念だったらしく、hamaさんはこっそり何度もカーテンをめくっては、外の様子を気に掛けていたようだ。
雨は時折激しくなるが、それでもだんだん間遠になってくるようで、夜明けを待ちかねる。
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朝はまだ煙っていたけれど、どうにか晴れる気配。
hamaさんとkiiさんは朝ごはんもそこそこに表に飛び出す。
hamaさんは、帰るまでに少しでも足場の格好を付けようと思っているらしい。
作業服、ヘルメット、安全ベルト、長靴、地下足袋、軍手に各種工具類と、用意万端、やる気満々の様子に、あっけにとられるほどである。
また、彼は吃驚するほどフットワークが軽い。 |
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「足場が濡れているから危ないね。今暫し上れないなぁ。」といえば、「その間にあと数本、必要な丸太を伐採しましょう。」
こともなげに言って、ひょいひょいと作業をこなしていく。
伐採した杉の皮を剥きながら話をしている二人の声を下方に聞きながら、私はhamaさんからいただいた秋ミョウガを山の土手に植え込む。
静かな山間に響く男たちの話し声って、実にいいものだなぁと感じながら...。
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時間を追うごとにだんだん青空が見え出し、やはり晴れると作業も進む。
まだ左肩に不安が残るkiiさんは、ひとつひとつの作業に掛かる際に一瞬の間が空く。
その間にhamaさんがサッと行動を起こすので、その勘のよさと仕事を知っている安心感に、kiiさんはすっかり甘えさせていただいたそうな。
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帰路のロングドライブを考えて早めに立つ予定だったが、「キリのつくところまではやりましょう。」と、時間を延長させて頑張って下さった。
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高いところの作業を一手に引き受けていただき、ほんとうに有難かったが、さぞ疲れたことだろう。
「大丈夫?」には「大丈夫!!」で答えてくださったが....。
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3時、hamaさんを見送る。
「温かい人だね。」「素朴で、誠実な人柄がにじみ出ているね。」
お目にかかれてほんとうによかった。原点に立ち戻って、思いを新たにすることもできた。
もう早や一週間が経つというのに、まだ昨日のことのような気がしている。
hamaさんの山の暮らしに思いを馳せながら、いつかまたきっとお会いできる日が来ることを、信じている私たちである。
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