週末開拓民奮戦記

2002/01/15 ハンドカットのログハウス(15)
 

1月15日

融けて水が流れ出す。嬉しいなあ...。 今回一番気にかかっていたことは、凍って止まっていた水。
寒さが緩んだお陰で復活していました。
右は少し細っていますが流れっぱなしの谷の水。
着いた途端に側溝に駆け寄った私を見て、kiiさんは何事かと
思ったそうな...。「水が来てる!!」という歓声を聞いて、「苦に
なっていたのか。」と哀れを感じたとか...。
飲み水は勿論大事ですが、冷たくても洗い水があるというのは
幸せです。
左は湧き水。
これも取水口で凍っていたのですが融けて流れ出しました。
今まであまりなかったことなのですが、この冬は冷え込みが
例年よりきつそうで何度となく断水に見舞われそうです。
住まう時の一番の懸案事項かもしれません。


ロフト床との取り合い・作業前 ロフト床との取り合い・作業後 仮置きだったロフト床を止めつける。
(1) (2) (3)
年末に此処までは作り上げてお正月を迎えたかったという部分がやっと完成しました。
ロフトの床との接点の最後の一本が残っていたのです。
(1)据え付ける前・・・まだ向こう側に杉林が見えてます。年末年始はブルーシートを掛けてしのぎました。
(2)据え付けてこれでバッチリ。もうここから冷たい風が入らない...。
(3)仮に敷いてあったロフトの板をきっちりと敷き直し止め付けました。跳ねても飛んでももう大丈夫...。

次回からやっとロフト部分に取り掛かれます。周囲二段、あと6本を積んだら小屋組作業になります。
細かい作業が続くので目に見えては成果は出ませんが、エッチラオッチラ進んでます。
だんだん高くなってくるログは道路からもかなり目立つようになってきました。
晴れた日はログに取り組み雨の日は木挽きと、これからは作業も休まずにできそうです。




1月6日

年始風景・雪景色の野迫川倶楽部
新年は雪景色で明けました。


『kiiさんの木挽き台』
木挽き台を作る・廃材を利用する 木挽き台を作る・電動のこぎりを据え付ける 試運転です。
(1) (2) (3)
雪に降り込められるまでの僅かな晴れ間を利用して、kiiさんが作り上げたものです。

ログハウスは手造りに拘ることは勿論なのですが、できるだけお金を掛けずに作り上げたいことも
自分たちのポリシー。
でも板まで作ろうなどという考えは私の頭の中にはまったくありませんでした。

(1)廃材を利用して台作り。
(2)電動のこぎりを据え付ける
(3)サアできた!! 試運転...。

こう書くと簡単そうですが、本人は慣れないことで結構悩んでいたようです。

試作品の板。 板の巾は15センチまでですが、厚みは自在...。
作業の巾がぐんと広がることは間違いありません。
小さな角材も作れそうです。

出来栄えには脱帽です。
木肌もすべすべして、杉のいい香りが漂いました。
この板で一合升を作ってお酒を汲んだら、さぞ美味しい
だろうなあ...。
いつか作りそうな予感...。

一番嬉しかったこと。
適期を考えて始めることが出来なかった野迫川倶楽部
の開拓でしたから、その頃に伐った杉には虫が入り山
のように積まれています。
ログには使えないものの、芯まで虫にやられている訳で
はありませんので、板や角材として利用できる...。
kiiさんは丸太の山を見ながら、何とか使える道をと模索
していたのでしょう。
薪にしてしまうのでは可哀想でしたから、ホッとしていま
す。

年末年始はこの僅かな時間を除いて、ずっと雪と氷の
中でした。
 
 
                                                                                   
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