週末開拓民奮戦記

ハンドカット&セルフビルドのログハウス(23)

8月15日棟上げ

〈画像が多くなりますので小さく表示しました。画像をクリックすると大きくなります。〉

8月に入って仕事がゆっくりしていたおかげで(あまり嬉しいことではないが...。)ログハウスの方が快調に進み、
予定より早く棟上げを迎えられることになった。

棟上げの日までの私たちの働き振りといったら今までに無いほどで、「ずうっとこれだけ頑張ってきたら、ログもあっ
という間に建ったかもね。」と笑ってしまう。

棟上げの応援部隊はまれびとさんとまれさんの友人のO氏、ご近所で山遊びをしているお仲間のKさんとKUさん。

怪我がないように、無事に済むようにと念じながらこの日を迎えた。
ブルーシートを外す ←8月15日午前8時
長い間雨露や雪をしのいできた
ブルーシートを外しかける。
ボロボロになって穴だらけの
シートに痛々しさを感じる。
                                     
シート外し完了
シート外し完了→
棟木と母屋をロフトに上げる 人の手と卜伝君と電動ウインチの三つの力の合体で、棟木と母屋を
ロフトに上げる。
方向転換しながら上げなければならず、木の長さと重みにてこずり、
まれさんとO氏とkiiさんの三人はここで既に大汗。

時折雨がパラついて、大丈夫かなあと空ばかり眺める...。

そうこうしている間に全員集合。
棟上げ開始 一本目の母屋が上がる 二本目の母屋を上げる
午前9時棟上げ開始。
「上手くいくかな...。」
みんな少し不安げ。
両端の柱からロフトのホゾ穴に
入れ込んでいく。
いつの間にか
青空になっていた。
一本目の母屋をやっとはめ込ん
でホッとしたのも束の間、左右の
母屋が違っている。
「kiiさんの指示どおりの場所に
置いたのにね。」
二本目の母屋を上げる。

一本納まるたびに「ヨシッ。」と
誰ともなく声があがる。
一段目の母屋に足場を作る 二段目の母屋が上がる 棟木を上げるための柱を打ち込む
一段目の母屋が組みあがる。

一段目の母屋に、二段目の母屋
を上げるための足場を作る。
二段目の母屋が上がる。

この母屋に、棟木を組むための
足場を作る。
棟木を上げるための柱を打ち込
む。
きつすぎてホゾ穴を削り直す。
(これはまれさんの仕事ではない
ことを付け加えておく。)
最後の柱を打ち込む 棟木が上がった 立ちを見て、控えを取る
最後の柱を打ち込む。
3m高の柱は重量感がある。
ウインチをつけるための足場が邪
魔をして、てこずっている。
棟木があがった!!

立ちを見て控え(動かないように
仮止めしておくもの)を取る。


バンザ〜イ ホッとしてなんとも和やかな表情
お疲れ様でした!!
バンザイ!!
午前11時30分
みんなホッとした表情。
仮の屋根板を貼る 午後の部は棟木と母屋に仮の
屋根板を貼りシートで覆う作業。
思いのほか時間がかかる。
暑い中、ボトボトになりながらの作
業はきつかったでしょう...。

    仮屋根ができたロフトから
  
  外部を眺める。3mの棟木
     部分は思ったよりも高い。
仮屋根が出来たロフトから外部を見る
本日の予定完了。お疲れ様でした。 ←午後4時
本日の工事予定がすべて完了。
生ビールでカンパイ!!
皆さん、ありがとうございました。
                 
     
生ビールとチャンチャン
     
焼きでくつろぐ。→    
生ビールとチャンチャン焼きでくつろぐ
白樺越しにログを眺める。 白樺越しにログを眺める。これが正面。
完成の姿がくっきりと描けるようになってきた。

木材の自家調達をしてから妻側の壁と台所を先に片付け、冬中には
何とか屋根の下貼りの段階まで完了したいと思っている。
今までとは異なり、冬場の過ごしやすさも格段楽になるに違いない。
来春雪が解けたら、台所部分とログ側の屋根を同時に葺けるまでに
到達したらいいなあ...。とは私たちの願望である。
棟上げは私たちにとって大きな一区切りになった。 「さあっ、これからまたがんばるぞ!!」と...。

時間を見つけては通ってくださったまれびとさん、ほんとうにありがとう!!

富山から駆けつけて作業を手伝ってくださった熊さんとキーさん、四日市のOさんありがとう!!

そして、たくさんの応援を寄せてくださった皆さん、心からありがとう!!

後記
翌朝気分よく外部からロフトを眺めていたら、kiiさんの「大変だあ!!」の絶叫が響く。
何事かと飛んでいった私の前に呆然としてうな垂れるkiiさん。
なんと、棟上げ完成を急ぐあまり、二ヶ所の「立ちを見て控えを取る作業」が未完了だったのだ。
「前後は見たのだけれど左右を見るのをぬかっていた...。」とションボリしている。

それから二人で午前中掛かって卜伝君の助けを借り、2cmの狂いを修正する作業をする。
打ち付けた仮の屋根板を外しロープで引くが、きっちりはまり込んでいるログの柱が簡単に動く訳が無い。
ステンレスのチェーンを繋ぎやっときしみ出す。
卜伝君が引くたびにログがユサッと揺れるのを体感しながら、「モウッ。」としか言葉がない私だった。
  
                                                                                  
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