つれづれなるままに

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2004年4月
 
【舌の贅沢・目の保養】【親子で見たいビデオ
    
4/30  舌の贅沢・目の保養    ☆の画像は大きくなります
週末開拓民奮戦記に少しばかり書いたが、24日(土)午前中、楽しいことが偶然重なっていい時間を過ごせたというお話。
いつも野迫川へとひたすら急ぐ道中でゆっくりさせてもらえることが少ないが、今回は午前中に五條市に所用があり、道路が空いていたため行程を稼げたので時間的にかなり余裕ができた。
この時期になるといつも気に掛かっていたのが「日本桜草展」で有名な御所市の高鴨神社。
ダメでもともとと立ち寄ったのだが、幸いなことに開催期間中で、まだ9時にもなっていなかったがチラホラと人の姿も見えるので入らせていただく。
高鴨神社日本桜草展 桜草は好きな花の一つで、風光る庭でも何種類かを育てて単独のページも作っている。
今後野生種も集めて充実させていきたい花である。
目を皿のようにして覗き込んでいる私に、kiiさんは呆れ顔だが、意に介さず...。
まだ全部が並んでいる訳でなく、4月末には出揃うとのことだが、多分その頃には再見できないと残念。
500品種の日本桜草を育てている所は滅多に無いだろうし、さぞかし見事なことだろう。
来春はゆっくり時間を充てたいと思う。  (☆)
高鴨神社を後にして、次なる目的地はJA牧野農産物直売所。
ここにはよく野菜などを買いに立ち寄る。
地場で作られた、新鮮で土の匂いがする野菜が売られている。
収穫から並ぶまでの時間が短いこともあり、此処の野菜には野菜の持つ本来の旨味が感じられる。それに良心的な値段も嬉しい。
JA牧野農産物直売所 その日は直売所の雰囲気がちょっと違っていた。
「何でだろう...。」「何だか地元の人が多いね。」
世情には疎い私たちのこと、買い物をしてレジを終え、帰ろうとした頃にようやく本日の催し物を知る。
直売所で売られている野菜を使った料理の試食会。
これは何とラッキーな。
こんな機会にはなかなか出会わない。
そういえば朝はコーヒーだけだったからか、先ほどからなぜか空腹感を感じていた。   
(☆)
野菜料理の美味しさに舌鼓を打つ。 「空腹感とは、流石に食い意地のkeiさんだ。」と、kiiさんが妙なところで感心する。

アンケートを書いて各自割り箸を取り、サア、試食会へのスタートである。
最初はどなた様もまず山菜の炊き込みご飯をワンパック
いただく。
その横には、美味しそうな野菜料理がずらりと並んでいる。「アッ、これも美味しそう。あれも...。」と、山菜ご飯は抱え込んだままで食べ歩き。   (☆)
お姉さん達の笑顔がステキだった。 山菜ご飯から始まった料理は
・ホウレンソウのお浸し
・タケノコとチリメンジャコの煮もの
・セリの胡麻よごし
・サシミコンニャク
・コンニャクの炊いたん。
・ゴボウの梅肉和え
・春巻(ニンジン・ゴボウ・青じそ)
・にんじんゼリー
・漬け物
そしてテーブルに座って、お茶をいただいて〆である。
「keiさんの顔を見て、今日の野迫川入りは遅れに遅れると途中で諦めたもんね。」などと言いながら、私以上に充分堪能していたのはどなたでしたっけ??     (☆)
美味しかったのなんの、茹で加減、炊き加減よし、味加減よし。
薄味で野菜の旨味を存分に引き出した料理の数々には感服いたしました。
ほんとにご馳走様でした。

お土産に下さったのが、数量限定の小麦もち。
これがまた絶品だった。
三時のお茶にいただいたのだが、二人とも思わず唸ってしまった。
素朴な味わいと黄な粉のいい香りが絶妙に絡んで、忘れられないものになった。

今回の料理の中からは早速応用させてもらったものがあり、また作ってみたいものも多い。

野菜料理って、好きだなぁ...。
   
4/22  親子で見たいビデオ
土曜日の朝、日経新聞を見ていたkiiさんが私の背に声を掛ける。
「親子で見たいビデオ」のベスト3といえば何を挙げる?」
考えない。即座に答えが出る。
1・となりのトトロ
2・魔女の宅急便
3・サウンドオブミュージック

「フーン...。新聞のランク順は「となりのトトロ」「サウンドオブミュージック」「ライオンキング」なんだって。さすがにトトロは強いね。」
NIKKEIプラス1の記事からの話題である。
子どもたちが主人公で、大人だけで観ても名画といえるものは沢山あると、しばし私たちも映画の話題で楽しむ。
ベストテン外の作品にも懐かしいものが多い。
児童書や絵本から映画になっているものもあり、どんな風に仕上がっているのだろうと興味を惹かれるが、「読んでから観るか。観てから読むか。」ではないけれど多少の逡巡もある。
「汚れなき悪戯」「禁じられた遊び」「スタンドバイミー」
kiiさんが挙げるとしたらこんな順位かなと思ったら、「汚れなき悪戯」「禁じられた遊び」ときて
「おもひでぽろぽろ」を挙げられたのはフェイントだった。

昔は学校の体育館を暗室にしての映画鑑賞や、ゾロゾロ並んで映画館に行くこともあった。
テレビもなく、娯楽といえるものが少ない時代だった。
手軽に家庭で映画を楽しめるようになった今では考えられない光景だが、年に数度のこの機会は楽しみに心待ちしたものだった。
その頃の印象に残っている映画は「白雪姫」や「黄色いからす」。
ディズニー作品は「バンビ」や「不思議の国のアリス」なども、今も変わらずの人気らしい。

高校生の頃は、知り合いのお姉さんが洋画専門の映画館に勤めたおかげで、映画漬けの時期もあったが、生活指導の先生の見回りにビクビクしながら観たせいかあまり覚えていない。
kiiさんの思い出の中には、小学校の校庭に白い幕を張って映写した光景が残っているらしい。これは話に聞くだけで私自身は実際には知らない。知らないけれど、なぜか想像はできる。


「グーニーズ」「機動戦士ガンダム」も娘と繰り返し観た映画だった。
スクリーンの中の子どもの表情が強く心に残っているのは「鉄道員」
エドアルド・ネヴォラ君のあどけないいじらしさがストーリーや映像、音楽と相まって、心をうつ名画だと思う。
お父さんとおしゃまな女の子は「ペパームーン」。あの映画も楽しかった。
そういえば、心に残っている映画はどれも音楽の印象深いものが多い。
今手元には子どもが主人公の映画が多い。
「柳と風」「キッチン・トト」「想い出の微笑み」「日曜日のピュ」「フランスの思い出」「マイライフ アズ・ア・ドッグ」「ムービー・ディズ」...。
子どもたちは、その中でもいろいろな表情を見せてくれる。

ところでbPを冠した「トトロ」は実に楽しい映画だ。
埼玉に行った折、ゆうちゃんに何度付き合わされたことだろう。
彼女は「トトロ」の中からいろんな遊びを作り出すのだけれど、“夢だけど夢じゃなかったごっこ”というのが一番体力を要する遊びだった。
「夢だけどぉ〜」「夢じゃなかったぁ〜」
さつきになったりメイになったりしながら、ドッスン、ドッスンと何かを飛び越えるのである。
その何かはタオルだったり敷石だったりといつも違うのだが、ゆうちゃんの頭の中では木の実を植えた畑のつもりらしい。
こちらは数度で根を上げるが、「今度はさつきをやって!!」とゆうちゃんは疲れを知らない。
昭和30年代の懐かしい風景を思い起こして、温かいものがこみ上げてくる。
大人も楽しめるほんとうにいい作品だと思う。

「親子で見たいビデオ」
さて、あなたのお宅はどんな順位だろう。
               

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