つれづれなるままに |
2002年4月 |
04/25 | 初めての世論調査 |
少し前のこと...。 某国営放送から私宛に「世論調査のお願い」なる郵便物が届いていた。 ○日〜○日の間に訪問させていただきますとのこと。 その日、仕事から帰宅したすぐ後を追うように、チャイムが鳴った。 「日中お邪魔したのですが...。」 仕事を持っている女性が多い昨今、日中に在宅していないからと言われる筋合いはな い。ましてや、こんな時間にと、思わず嫌言が口をついて出そうになる。 帰宅してから8時頃までの時間帯は、働いている主婦にとっては貴重な時間である。 とても忙しい。 我が家の場合は、kiiさんが家事に協力的だからかなり助かるけれど、それでもバタバ タと気ぜわしくしている。 「申し訳ありませんがすぐ終りますから...。」と言われて、仕方なく応対する。 基本項目は面談で済ませ、調査票を置いて帰られるものだとばかり思っていた。 政治・経済・生活についての10項目ほどに即答した後、「それではこれで...。」 「エッツ、アノ、調査票は置いていかれないんですか?」 「今回の調査は面談ですることになっています。全部で1時間はかかりますし、お忙しい でしょうから「無回答」で処理しますので...。」と、分厚い調査項目の冊子を振る。 これから1時間も面談調査に関わってはいられない。 「明日、再度来ましょうか?」と言われても、仕事を休んでまで協力はできない。 「他にもこうしていますから...。」との言葉にあっけに取られて、沈黙する。 留め置き調査では家人の意見が入ったりして正しい調査にならないから、面談調査で ということなのか...。いずれにしても、無回答で処理するというのは釈然としない。 中にはどんな設問があったのだろうと気にかかる。 世論調査ってなんだろう...。こうして出てきた数字に、信憑性があるだろうか...。 初めての世論調査は、胸に澱を残したままであっけなく終った...。 後日、「世論調査についてのアンケート」なるものが届いた。 記入欄に収まりきれないほどの意見を書いたが、解答があろう筈はない。 |