つれづれなるままに

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1 月

2000/01/07 年始キャンプ風景
 穏やかな冬日和にめぐまれて、野迫川倶楽部の雪はほとんど融けてしまった。
(もう根雪だと確信して、プラスティックの子供のそりで遊びたかった私は内心がっかり・・・。)
朝方は−6度まで下がるので霜柱がバリバリ。
昼は融けてどろんこの状態を繰り返している。
野迫川の雪は2月から3月が本番だから、当分ぬかるみが続くでしょう。

 年末のプレキャンプで覚悟のほどはできていたのに、意外な日中の暖かさに拍子抜け。
でも夜はストーブのそばにへばりついて、せせらぎの音だけの静寂の中で熱燗を呑んで
いた。
背筋からのぼる寒さにはお手上げで、たくさん持ち込んだ本も、結局一冊も読めず・・・。

 卜伝君がストを起こしたため、思いがけず全面休養日になり、付近の散策や軽い山歩き
を楽しむ。こんな経験は初めてだったから本当に嬉しかった。
陽だまりの中で花や木の芽を見たり、渓を覗き込んだり、動物の足跡を見つけたり、
そんな小さなひとつひとつに感動している。

  ログが出来て周辺工事も終わり、終の棲家を建て終われば、こんな時間も訪れるのかと
待ち遠しい。


ログの内部

結構火力の強い石油ストーブですが、30cm離れるともう寒いのなんの!
でも去年に比べたら天国で、不便も不自由も思いっきり楽しんでいます。

赤い火を眺めながらこの三年間を思い返していました。
「次の冬は薪ストーブの傍らから年始のご挨拶ができたらいいね。」と話ながら・・・。

野迫川倶楽部の大テーブル
ベースキャンプに頑張っているのは、
3m×70cmのテーブル。当倶楽部の杉で作ったものです。「開拓の始めにこんなものを作るか?」と呆れた人がいましたっけ...。

花が咲いた、蛍が飛んだ、月が綺麗だ、雪が降ったと周りの連中が酒を抱えてやってくる。パーティの理由にはこと欠きません。
「私は仕事がしたいんだ。」とコップ片手に先陣を切っているのがkiiさん。
こうして一番働きやすい、一番いい季節が過ぎていくのです。
多分ログができても、こんな風に外で楽しんでいる私たちでしょう。



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